予防接種の目的
予防接種の目的として、個人の感染症や重篤な病気の発症を予防することのほか、集団全体の感染拡大を予防する効果もあります。健康維持のためにも必要な予防接種を受けるようにしましょう。
当院で
対応しているワクチン
インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンは、毎年定期的な接種が推奨されるものであり、流行が予想される11月以降に備え、10月中に接種しておくことを推奨するワクチンです。インフルエンザの潜伏期間は1〜4日であり、感染から発症までの時間です。インフルエンザの診断にはPCR検査などがあります。感染者は発熱が治まってから24時間以上隔離されることが推奨されます。治療には抗インフルエンザ薬が使用され、発症後48時間以内の早期投与が効果的です。
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌感染症を予防するために開発されたワクチンで、特に高齢者や免疫力の低下した人、慢性疾患を抱える人に推奨されています。肺炎球菌によって引き起こされる重篤な感染症、特に肺炎や髄膜炎を予防する効果があります。接種によって免疫システムが肺炎球菌に対して免疫を獲得し、感染を防ぐことが期待されます。定期的な接種によって感染症のリスクを軽減し、健康を保つことが重要です。
B型肝炎ワクチン
B型肝炎ワクチンは、B型肝炎ウイルス感染症を予防するために開発されたワクチンであり、B型肝炎ウイルスによって引き起こされる肝炎を予防する効果があります。出生後すぐに接種が始まり、複数回の接種が行われることが一般的です。B型肝炎は血液を介して感染するため、予防接種によって免疫を獲得し、感染を防ぐことが期待されます。ワクチンの接種によって、B型肝炎による肝炎や肝臓疾患のリスクを軽減し、健康を守ることが重要です。
A型肝炎ワクチン
A型肝炎ワクチンは、A型肝炎ウイルス感染症を予防するために開発されたワクチンであり、A型肝炎ウイルスによって引き起こされる急性肝炎を予防する効果があります。このワクチンは、主に口腔からの感染経路による伝播を防ぐことを目的としています。通常、2回の接種が行われ、予防効果は高いとされています。A型肝炎は汚染された水や食品によって感染するため、予防接種によって免疫を獲得し、感染を防ぐことが期待されます。特に、感染のリスクが高い地域や旅行先では、予防接種が推奨されています。
帯状疱疹ワクチン(弱毒性水痘ワクチン)
帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹ウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)による帯状疱疹の予防に使用されるワクチンであり、帯状疱疹と呼ばれる病気を予防する効果があります。水痘を経験した人にも推奨されています。帯状疱疹は、水痘を経験した後にウイルスが体内に潜伏し、再活性化して痛みや発疹を引き起こす病気です。帯状疱疹ワクチンの接種によって、帯状疱疹の発症リスクを軽減し、痛みや合併症の予防が期待されます。特に高齢者や免疫力の低下した人々にとって重要なワクチンであり、帯状疱疹による痛みや神経障害の発生を予防する役割を果たします。
予防接種(ワクチン)の費用
費用(税込) | |
インフルエンザワクチン | 3,500円 |
肺炎球菌ワクチン | 8,000円 |
B型肝炎ワクチン(3回接種) | 5,000円 |
A型肝炎ワクチン | 8,000円 |
帯状疱疹ワクチン(弱毒性水痘ワクチン) | 8,000円 |
宇都宮市の方へ
宇都宮市の方は、宇都宮市より補助が出ることで上記費用とは異なるケースもあります。
インフルエンザワクチン
条件
- 宇都宮市在住で65歳以上の方
- 宇都宮市在住で0~64歳の方(心臓、腎臓もしくは呼吸器機能に障害があり身の回りの生活を極度に制限されている方)
費用(自己負担)
費用(税込) | |
インフルエンザワクチン | 1,500円 |
肺炎球菌ワクチン
条件
- 宇都宮市在住で60~64歳の方(心臓、腎臓もしくは呼吸器機能に障害があり身の回りの生活を極度に制限されている方)
- 宇都宮市在住で当該年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方
- これまで肺炎球菌ワクチンを受けたことのない方(再接種を希望の場合は任意接種となります)
※再接種を希望の場合、5年以上の間隔を開けて受けるようにしてください。